――そもそもコーチングとはどういうものなのか?
能力開発の技法のひとつで、対話によって相手の目標達成を図るものです。日本では、どうしても企業における人材開発の一環として行われる傾向が強いため、「お堅い」というイメージがありますね。しかし、実際はビジネスだけでなく、スポーツや個人の自己実現など、様々な場面で活用できます。たとえば、世界トップレベルのスポーツのコーチの多くが、ルー・タイス氏のコーチングを学んでいたりするのです。どんな分野の人にとっても、コーチングは重要なものだといえます。
――どのようにして、コーチングの技術を身につけたのか?
私のコーチングのベースになっているのは、著名な認知科学者である苫米地英人博士が構築した「苫米地式コーチング」です。私は苫米地式コーチングを学びました。そのきっかけ苫米地氏の著書でした。正直、最初は難しい言葉が多くて、理解できない部分がたくさんありました。しかし、実際にお話を聞いてみるととても面白いし、何よりも苫米地氏自身が自然体でとても魅力的な方でした。「この人の考え方をもっと知りたい!」。そう思って勉強をするうちに、コーチとしての様々な技術を身につけることができました。
――コーチを志すようになったきっかけ。
苫米地氏に出会って私は大きく変わりました。何事にも前向きになり、たくさんの幸せを感じることができました。多くの方に私のような経験をして欲しい。そのためのお手伝いがしたい。そんな思いでコーチになろうと考えました。また、苫米地氏は、コーチングの創始者ともいわれるルー・タイス氏が確立したコーチングのコンセプトを再構築したプログラム「TPIE」の開発に携わっており、私もルー・タイス氏の理論を学んでいます。こうして獲得してきた様々な技術を駆使して、みなさまお一人お一人に合わせたコーチングを提供します。
――コーチングについて、「洗脳ではないか?」という批判もあるが?
コーチが自分でゴールを設定し、そこにクライアントを引っ張っていけば、それは洗脳に他なりません。しかし、コーチングは、あくまでもクライアント自身がゴールを定め、そこに向かって自ら歩んでいくものです。コーチはそのサポートをするだけです。それを理解していただければ、洗脳という批判が的外れだとわかるはずです。もちろん、誤った方法を使えば、洗脳になってしまう可能性もあります。コーチにはそれだけ高い能力が求められます。私には、十分にその能力が備わっていると自負しています。
――主役はあくまでもクライアントのみなさまであり、コーチはサポート役。
コーチとは指導者でも、引率者でもなく、クライアントを応援する同志なのです。コーチが誤解される原因は、コーチの語源にも関係していると思います。「コーチ」(COACH)とは馬車を意味し、馬車が人を目的地に運ぶところから、「クライアントを目標達成に導く人」を指すようになりました。ただし、馬車は馬が自分で目的地を決めるわけではありません。そこが実際のコーチングとの大きな違いです。
――【佐藤ワークス】で佐藤氏のコーチングを受けた方は、どのような変化が?
表情、しぐさが明らかに違ってきます。内面が大きく変化し、ゴールに向かって前向きに生きるようになるからです。また、コーチングではマインドの使い方も身につけることができます。それによって、日々の生活の様々な場面で、自らの感情をコントロールしてより良い方向に導くことができるようになります。「ああしろ、こうしろ」と誰かから言われなくても、自分で行動できるようになるのです。ですから、コーチングとは、クライアントのみなさまの自立を促すものでもあるのです。
――「佐藤ワークス」他、コラボレーション等、今後の活動予定。
何といってもクライアントのみなさまに対するコーチングが、今後も私の活動の柱となります。同時に、セミナーなども積極的に行っていきたいと考えています。すでに、コーチ仲間である祢津伸吾氏とのコラボレーションによるセミナーを開催しています。お互いの得意分野を生かして、受講されるみなさまにとって有意義な内容をご提供しています。受講者からも好評をいただいております。今後も定期的に開催したいと考えていますので、機会がありましたらぜひ受講してみてください。
私のコーチングを受けることで、みなさまの前に新たな世界が広がり、幸せを手にすることができるはずです。悩みや不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。みなさまに幸せになっていただくことが私の最大の幸せです。コーチングを通して、一緒に幸せになりましょう!